(最悪やっっっ!)

琉は一人内心毒を吐く。

彼女の席、両隣には麗とキャビー。

言い換えればエロ監督とロボットである。

宴会の席で、この二人と何を話せというのか。

「あー…」

それでもセクハラの化身と話すよりはマシか。

まずは琉、キャビーに話しかけてみる。

「自分…日本語通じる?」

「リョウカイシマシタ」

「一応通じるんやね…噛み合ってへんけども」

「オハヨウゴザイマス」

「自分1年生扱いやったっけ?」

「リョウカイシマシタ」

「秋帆んとこのロボットなんやろ?」

「アキホ」

「せやせや、秋帆」

「エラーハッセイ」

「意味わからへんねんっっ!」