?「起きなさい!もう朝!!待ち合わせの時間に間に合わないよ!?」

うっさい。クソババァ…。寒いんだよぉ…。現在、冬。高校二年のあたし、東雲 遥は布団の中で温まってる。だって寒いじゃん?

遥「今何時…?」

母「もう7時!!」

高校行くためにみんなで待ち合わせしてるんだけど、待ち合わせが7時10分で…ってやばい!!遅刻じゃぁぁぁぁ!!!急いで準備しないとあの俺様王子の水野 凌に殺される…っ!!

遥「ご飯!!」

急いで、リビングに向かい食パンを一つとると洗面台に向かう。幸い、寝癖はない。良かったと思いつつ、急いで着替え、家を後にした。ちなみに服は、ちょっと面倒だからパーカー。何故私服か?それは、服が自由だからだよ。うちの学校は制服がないんだ。

遥「ハァ…ハァ…。ありえん…」

待ち合わせ場所に着いたのはいいものの、目の前では女子の山。またかよ。面倒だな…。

遥「ちょっと、すみません。通してくだs…」

「「キャァァァァァ!!」」

うるさっ!!え、何!?何事!?

女「か…カッコイイ」

はぁ!?ていうか通して!!?学校遅刻するじゃんか!!最近、女子のせいで遅刻ギリギリなんだよ!?まぁ、遅刻してるあたしも悪いけど……。

遥「すみません。通してください」
ここは笑顔が大切。…多分。そんなことを思いつつ、笑顔で言った。ていうか、通してもらえないと遅刻しちゃうんだけどね?

「「キャァァァァァ!!!」」

うるさいわ!!どっからその声出るんだよ!!出ないよ!?普通!!でも、道開いたからいいや。

遥「ごめん!!遅れた!!」

目の前には五人の男子。ていうか、幼なじみ。毎日毎日、女子が集まる原因。何故って?…よくわからないけど、イケメンらしいよ。あいつら。

?「遥が遅れたせいで、また囲まれたんだけど」

少し怒ってるね。うん。ごめんね。マジで。謝るから。

遥「本当にごめん!!ていうか早く行こうよ。凌」

怒ってたのは水野凌。通商、俺様王子。特に朝は機嫌が悪い。ガキみたいだよね。でも、頭いいんだ。何かムカつくやつで。

凌「さっきっからそのつもり」

ですよね〜。学校遅刻はさすがにマズイ。大学行きたいのに内申だけは下げられたくない。

?「じゃ、今日は遅れた罰として遥がやってね」

あれ、超恥ずかしいのに…。何故あたしが…。