「真梨…真梨お姉ちゃん…起きてよ。真梨お姉ちゃん!」

…う…ん…誰か私を呼んでる? 誰?お姉ちゃんって…私一応一人っ子だよね?

誰かな?てか…瞼が重いよ…。
そう思いながら目を開けた…。

「え?」

……鏡?でも髪の長さが違う…どうなってるの?
真梨が見たものは、自分ソックリな人が目の前に座っていた。
見分けるなら髪の長さとホクロがあるか無いかだ…。

てかいや…誰?

「あ!やっと目覚ました~!起きるのが遅いよお姉ちゃん!」

「…………。」

「あ…ごめん。誰だか分からないよね。私は真梨花。真梨お姉ちゃんの妹だよ。」

「………。」

「大丈夫…私は声を出しても怒らないよ。だから話して?」

「…私…一人っ子だよ?まず此処は…どこ?」

真梨は小さく話した。