僕の名前は一ノ宮 優。
僕は今気になる女の子がいる。
あ…噂をすれば…坂桜だ♪

「坂桜~!坂桜!坂桜?…坂桜!」

「!!!!!」

まただ。坂桜は今までずっといじめられてて誰にも心を開かない…ましてやそうそう喋らない。でも最近、僕にはカタコトだが、ごくたまに返事してくれる。もっともっと話してほしい…そう思ってると坂桜の家に着いた。

「早いな~もう着いたし!じゃあ…また会ったら!」

そう言って別れた。

久々に神社に行こうとしたら、遠い向こうに坂桜が神社に入って行った。ラッキーと思って歩いて入ると坂桜がいない…。

「坂桜?あれ?どこに行った?」

神社は1カ所しか出入り口はない…なのにいない。狭いからすぐに見つかるはず。どうして?

まさか消えた?

僕はその場に突っ立ったまま空を見上げた…。

side~一ノ宮 * 終わり*