「唯衣、最近元気ないんじゃない?大丈夫?」

「最近あんまり眠れなくて…」

「もしかして、夢のせいで?」

「うん。また見るようになっちゃった」

「ほんと、何で唯衣達はそんな風になっちゃったのよ。」

「あたしも分かんない…」

「もう諦めて、他の人を好きになれたらいいのにね」

「うん…でもまだ悠ちゃんのこと好きなんだ」

そう言ってあたしは俯く。

その途端、頭がぐらぐらして気持ち悪くなって

(やば…)

そう思った時にはあたしの意識はなかった―――