ガーデンでお昼をとることになった私は


お茶を買いに行くことにした。

「あたし、お茶買ってくるね。」


そう言って振り向いた瞬間


ドンっ


誰かとぶつかってしまった。


「ごめんなさい大丈夫ですか?」


「おい何やってんだよ恋華大丈夫か。」



あわてて龍牙君達がよてくる。


「恋華・・・?」


懐かしい聞き覚えのある声の聞こえるほうを見ると


あの人がいた。


「秋・・・・」


名前を呼ぶと同時に私は走り出していた。


遠くで龍牙君が私が呼ぶ声が聞こえたけど


いまはそれどころじゃなかった。


とにかく逃げたかった。


あの人から・・・・秋から。





気がつくと私は屋上にいた。



そして目からは大粒の涙があふれ出していた。


「なんでいまさら・・・。」


神様は意地悪だ、やっと吹っ切れたと思っていたのに。


もう忘れかけていたのに。


ダダッダ


「恋華!!」