あの後家に着くとお兄ちゃんに


何度も高倉君に近づくなと説教された。



が、




なぜか私は今その高倉君の家にいるんですけど!!



「おいっ。聞いてんのか。」


いや・・・この状況についていくのに精一杯なんですが。




なぜこんなことになったかというとことの始まりは昨日の夜。





・昨日夜・


家に着くと同時に携帯が鳴りだし


「誰だろう、知らない番号だな。」


ピッ


「もしもし。俺だけど。」


聞き覚えのある声が電話の向こう側から聞こえてきた。


「あの・・もしかして高倉君?」

恐る恐る聞いてみると


「あぁ、てか普通にわかんだろ。」


いや、わかんないよ普通。


「てかなんで、あたしの番号知ってるの!?」


「六条に聞いた。(無理やり)」


全く動じることなく彼はそう言ってさらに


「明日ひまだろ、付き合え。」


「はい?」

意味がわからず戸惑っていると、

「朝9時に迎えに行くから支度してろ。」


「ちょ、ちょっと「ブチっ」

否定するひまもなく電話を切られてしまった。


てか、住所まで・・・


仕方ないか、はぁ。



そして今にいたるわけです。