「いいのよー♪」

‥――ピンポーン

「あら‥誰かしら?」

橘さんかな‥相変わらず、早いな。

「花菜ちゃーん、お迎えよ?」

空美さんは、なんだかワクワク
した感じで歩いてきた。

「スッゴい美形さん。
どーいう関係なの?お兄さん?」

「いえ‥お手伝いさんというか、
執事さんです。」

「‥執事?
花菜ちゃん、お嬢様だったの?!」

「えっと‥まぁ。」
これは、皆にはバラしてない私の秘密。
でも、もう会うこともないだろうし‥