そのあとも寝ようと布団の中に潜りこんでみたが、夢の内容があまりにも鮮明で寝付く事ができなかった。


ガバッ


私は諦めてリビングへと降りて行った。


今日は平日だから(私は冬休みだが)父が6時半には起きてくるはず。だが今はまだ5時を過ぎたばかり・・


『ちょっと、出てみようかな・・。』


物音を立てないよう、静かに部屋に戻り、冷えきったジーンズとコートを着る。


そして携帯をコートのポケットに突っ込むと家の鍵を持って外へ出た。