《紅いwineの愛は純白》
白い外側の表紙とは裏腹に、中表紙は真っ赤なワインレッド。
紙とは思えないほど柔らかな中表紙はまるでベルベットのよう・・
読む前からうっとりするような本に、私は心踊らせた。
三角関係のもつれから生じた殺人事件。しかしその事件はそんなに単純ではなく、巧妙な罠とトリックが登場してくる人物達をうまく巻き込んでいく・・・
そして奥底にある本当の真実を見つけた時、愛しいあの人が言った嘘の真意に気づいて・・
気づくと私はその本の虜になっていた。
今まで読んできたどの本よりも自分の心にしっくり当てはまる。
そして、頭の片隅に彼の姿もちらついていた・・・。