次の日。

あたしは、美優とももに昨日あった出来事を話した。

二人とも、凄くビックリしてたけど、

「おめでとう」

って、言ってくれた。

あたしは、微笑む事しか出来なくて。

最低だって、わかってる。

でも……。

先輩のあんな、真剣な目を見ていたら、なんにも言えなくなって……。

今日の朝、

「一緒に帰ろう」

って、言われたんだ。

頷く事しかできなかったあたし。

昔も今も臆病物。

こんなんじゃダメだってわかってる。

でも……もしかしたら、先輩の事好きになれるかもって、

思えた自分もいた。

だから、先輩と付き合ったの。


言い訳に聞こえるかもしれない。


馬鹿にされるかもしれない。


でも、これが、あたし。




恋をして、たくさん傷ついて。




恋をして、たくさん泣くのも、



あたし。