彼は言った。


公共の場で堂々と大きな声で。


「お前は俺が守ってやるから。」


・・*・・・*・・・*・・・*・・


『私もこんなの言われてみたーい!』


「浅羽。お前授業中に
漫画を読むとは良い度胸だな。」


『あ。先生。 す・・すみません。』


「海々、あんた何やってんのよ。(笑)」

ボソッっと先生に聞こえないくらいの声で
友達が馬鹿にするように言ってくる。

黙って赤面で座る私に教室のクラスメイトは全員爆笑している。

(うー。 恥ずかしい・・。)


あ。

自己紹介が遅れちゃいましたね。。

私の名前は『浅羽 海々(あさば みみ)』

テンションの上げ下げがとても激しくて
五月蝿いとよく言われます。(笑)


昼休み、友達がさっきの話題を出してくる。


「海々、あんたってばホント、2次元好きだね。」

まず指摘される。


『だってね、繭っち。こんな台詞言われてみたくない?』


漫画の1シーンを見せながら言い返す。

「みたくない。」即答された…。


七瀬 繭(ななせ まゆ)。通称、繭っち。

気が強くてクールな女の子。ドSな部分も多少有り。


『えー! じゃあ、ゆーちゃんは?』

違う子に振る。


「あー、この台詞いいね!」

と、同感してくれたのがゆーちゃんこと、
矢野 由九里(やの ゆくり)。

ボカロとか、歌い手とかの趣味が良く会う。


『だよねー! 桜はどう思う?』

また違う子に振る。

「うん!いいと思うよー。」

ほわわーん、と優しく返してくれるのが
朝霧 桜(あさぎり さくら)だ。

桜は、時々ありえない発言をする(笑)

そこが、面白かったり。(笑)


『たとえば…
抱きつきながら言われるとか…』

シュチューションを提案してみる。

「ああ!それいい!」

賛成してきたのが
松下 紀世(まつした きよ)。

身長は、150がまだない(笑)

ワンピースのルフィというキャラクターが大好きで、ルフィをみると興奮する。

ワンピースを語り始めると止まらない。


『れみなは? 聞いてた?w』

1人読書をしている子に振る。

「ん?何? ごめん、聞いてなかったw」
この子が私のイツメンのラスト、
神崎 零美菜(かんざき れみな)

一人でいることが多い。

けれど、お弁当とか勉強とかで

一緒にいることも多々ある。