ケータイ小説 野いちご

深呼吸の仕方

ko-ki
Janeと僕

あれから僕は回復していった

学校の帰りにクラスの人たちはよくお見舞いに来てくれた

母さんは同じ病院に入院してて、リハビリがてら病室に遊びに行くこともあった

きっと母さんが毎夜毎夜心の中で泣いていたのは

僕が母さんの支えになっていなかったからなんだ

父さんは仕事で忙しくて 姉さんも新入社員で忙しいし、

きっとしっかり僕が支えなきゃいけないんだ

高校三年なんだから。

僕は大学に進学がぎりぎり決定していたから

僕は快く学校を休めた

この休みは

きっとJaneがくれた休みなんだと思う

母さんはどんどん元気になった

担任の先生は悲しみから解放されていた

奥さんは悲しみの底に落ちていたらしい

“悲しみの底”がよくわからないけど。

どうして“悲しみ”なの?と聞いたら

それは大人の事情らしい

僕もあと数カ月で大人になるのに

それは教えてくれなかった

高貴は相変わらず元気だった

友達の意味とか目に見えないからよくわからないけど

なんだか雰囲気でわかったきがする

それだけでよかった



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