…なんであたしはこんな顔に生まれちゃったんだろう。


「…憂鬱」


少し低めの声、無駄に高い身長は175cmもある。


ピンポーン♪


「聖歌!学校行くぞ!!」

「友哉、おはよう。」


お隣に住んでいる佐藤友哉。

生まれたころからいつも一緒にいて、あたしを守ってくれる存在。


「…お前、また背伸びただろ。俺と並んでる」

「別に好きで伸びてるんじゃないし。」

「かっわいくねーなぁ、そんなんで彼氏とかできんのかねぇ?」