次の日…

結葵ちゃんは、集中治療室で戦っていた。

弱々と…

お母さんは朝早くから特別に面会させてもらったようで、結葵ちゃんの手をずっと握っている。

俺は夜間医だから、夜だけでいいのだが、院長に無理言っていさせてもらっている。

ヤバいな…

今日がヤマだろう…

熱は、41度。

後一歩で死ぬ。

俺はただ、酸素マスクをした結葵ちゃんを見ている能なし医者。