「ねねね、亜遊はフリルとレース、どっちが好き!?」


教室に入って、1番に言われた言葉がコレだった。


テンションMAXの早耶から、2m程離れる。


「早、早耶……いきなり何?」


顔を苦笑いにして、席に座った。


「い・い・か・ら!!フリルとレース、どっちが好きなの!?」


戸惑ってる私に構う事無く、早耶は同じ質問を繰り返す。


フリルとレースって………何の為に聞いて来てんだろ、早耶。


……とりあえず、答えとこっか。


「う~ん………フリル……かなぁ?」


「OKフリルね!!ありがとうっ亜遊!!」