ある青い月の夜、一匹の恐竜の子供が、目を覚まして言いました。



お母ちゃん、ぼく、夢をみたよ。

こことおんなじで、青い光がいっぱいさして、すっごく明るいの。

そんな谷の底に、ドラゴンが眠ってるんだ。

でっかいでっかいドラゴンだよ。

きっと口から青い火を吹くね。

そうでしょう?



母親の恐竜は眠そうに言いました。



朝はまだだよ。お眠りなさい。