【清掃活動の次の日】





「ウパ子〜、仲間が来たぞ〜。」




彩華が以前捕まえたウーパールーパーの水槽に、昨日の賞品でもらったウーパールーパーを入れる。







「仲良くするんだぞ〜、ウパ郎。」




やっぱり彩華のネーミングセンスは悪い。







「直樹、彩華、仕事だ。」


パソコンを操作している蓮に呼ばれる。







「この依頼をやってきてくれ。」




「りょうか〜い、兄貴。」



「珍しいですね、会長がパソコン使ってるなんて。」




渡された依頼のプリントを見ながら言う。






「警備システムの見直しだ。生徒がいる昼間は通常警備システム、夜間は侵入者を捕獲するシステムにしようと思ってな。」





「でもまたロボットが暴走したらどうするんですか?」




前回みたいに暴走されたら困る。






「ロボットは昼間しか動けないようにしたし、夜は専用の倉庫に入ってるから大丈夫だよ。それより今は仕事を頼む。」




蓮に言われて、彩華と直樹は仕事に行った。







数分後…。





「蓮、持ってきたぞ。」




菫がダンボールを持って入ってくる。