ケータイ小説 野いちご

赤髪の彼は詐欺師!?

赤髪との出会い
赤髪の詐欺

――――――――――――
―ー数日後ー―

それからは赤髪に会う事はなく、平和に暮らしていたんだけど…

この黒奈。人生最大のピンチ…

朝寝坊して弁当を持ってくるのを忘れてしまったんだよね。

ん…?購買はどこだろ?

ぎゅるるるるる(腹の虫←

「Σゔ…。くそぅー…弁当忘れるなんて…お腹減った…」

あー…生命の危機だよ…。立っているのさえきつくなってきたし…

「大丈夫ですか?」

あぁ、人かぁ…購買聞こう…

「あ、大丈夫で……」

大丈夫です、と言おうと思ったのに言葉がつまった。

「………」

「?」

相手は?マークを浮かべてるけど、

「お前ぇぇっ!!この間はよくも騙してくれたな!!絶対にゆるさねぇ!!」

女の子っぽくない喋り方だけど今は勘弁。

相手はキョトンとしているけどね。

「……あの、誰かと間違えていませんか?」

知らんぷりするつもりか、この赤髪!!

「あ゙っ?んなワケねぇじゃんっ!!」

「その顔!その赤髪!それから忘れもしない涙ホクロ!!」

「ホクロ………アレっ?」

「ないでしょう?」

赤髪の男子は目元を指差している。確かに…ホクロはない。

髪も結べるほどなかった気がするし…関西弁でもない…。

「あ……すみませんでした…。」

「気になさらず」

「よっと……あ、ついでに聞きたいんだけど、購買ってどっち?」

やっと立てたぁー。でもお腹すいてるし…。

「あぁ、購買なら――」

そう言って、丁寧に教えてくれた。

「あんた、いい人だね!」

あざーす!とお礼を言い、教えてもらった方角へ走って行った。

「いえいえ……どういたしまし、て…。」



私が後ろを向いて走って行ったのを確認すると赤髪の男子は目元をゴシゴシしてメイクで隠したホクロを出し、つけ髪を外して妖笑をしていた。

「これぐらいも見抜けないとはなぁ、せいぜい頑張るんやで、黒奈――……。」


そんな事をしらない私。


「…………。」

「おや?………あぁ(悟り」

「…っ…また…騙されたぁぁぁああ!!くそぉぉぉ!!!!」

生徒会室で叫んだ私だった。

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