点滴は、この世で1番嫌いになった。

針を身体に刺すなんてよく考えれば可笑しい。

その点滴を今されようとしている。

雄にぃが着々と準備をしている。

「ほら、腕だせ」

「やらなきゃ駄目?」
「だから、また昨日みたいになるぞ。何回も言わせるな。」

少し怒ってる?

「ごめん。あんま怒らないで。痛くしないでね…」

「怒ってるんじゃなくて心配なんだ。わかってくれよ…。」

そして、針が刺さった。

「痛かったか?」

「針刺して痛くない人なんて居ないから…。(笑)」

「まぁな(笑) じゃあ、安静にな。熱上がるから。」

「わかってるって」