キャシー…



大丈夫かな…



ブラウンに電話してから一人うずくまっていた。


どうしよう…

キャシーに何かあったら…



「沙弥?」


え…?


「よ…しとさん…?」


「食事持って来たけど…。どした?なんかあった?」


喜人さんを見た瞬間涙が溢れた。



「う…喜人さぁぁん!!!」


私は泣きながら今までのことを話した。



「辛かったな…。でもブラウンがいるんだろ?」


「うん…」


「やつを信じろ!!やつはやると言ったらやる男なんだろ?」


「…うん」


「絶対…大丈夫だよ」


そういって喜人さんは私を抱きしめた。



あったかい…。


喜人さんの温もりが伝わってくる…。



ずっとこうしていたい…。


やっぱり喜人さんはエスパーだよ…。


だってあんなに不安だったものが和らいでいったんだもん。