次の日。

「おはよ」

朝、修杜が起こしてくれた。

「おは…」

声がかすれて出ない。

「どうしたの?大丈夫か?」

「声があんま出ない…」

小声で言った。

「goodmorning」

たまにアメリカンな先生登場。

「先生、理帆があんま声、出ないみたい…」

「理帆、息しずらかったりない?」

「しずらい…。 肺か息がら抜けていくみたい…」

「後で検査しような。取り合えず点滴に薬入れておくから。はい、体温計。」

「熱、下がったら俺ゎ退院してもいい?」
「駄目。今日検査だし」

「試合近いのに…」

「今回ゎ諦めろ」

『ピピピピ』

「俺、36.8」

「理帆ゎ?」

「37.8」

「じゃあ後で迎えに来るから。」