「ゆーきーのーちゃーん!!」



バタバタと、騒がしく足音を立てながら、大きな声で私を呼ぶ声。


その声へと振り向いたなら、すでに視界はセーターの色で埋め尽くされていて。



「え……、きゃあ!?」




驚くのもつかの間。


がばぁっ!と勢いよく、抱きつかれた。