ケータイ小説 野いちご

恋愛相談は校舎裏で

*第一章*
モテる先輩

「先生、話長い……」


めずらしく長引いた終礼を終え、

人通りが少なくなった下駄箱で靴を履き替える。


外に出ると、少し肌寒い風が吹きつけた。


…今日もしずくちゃん来ないだろうなー……。



この前先輩が“しずくは寒いのが嫌い”って言ってた気がする。


猫はこたつで丸くなるって歌でもあるしね。


もう一週間以上見てない気がする。


……会いたい…。



そんなことを考えながら校舎裏へと向かうと、前からぱたぱたとかわいらしい足音が聞こえてきた。





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