「・・・」



相馬部長は用もないのに…経理課に来ては私をからかう。



常務のご子息だし、誰も咎める人は居なかった。




しかし、今日は部長、経理課のフロアには姿を見せなかった。




仕事はもうすぐおしまい。



ヒマな月曜日とあって森本先輩たちはデスクを片付け始める。



「憂かない顔して…さては…相馬部長が来なかったから…寂しかったのか?小畑」




「私は別に…」