次の日、7時にあたしが目を覚ますと一弥はいなかった。


もう学校に行ったんだろう。


携帯を見ると、新着メールが2件。


《06:42 from:一弥》
昨日はごめん。


なにそれ。

謝るくらいならあんなことしないでよ!!


あたしは一弥のメールには返信をしなかった。



次のメールは、善からだった。

《06:57 from:善》
今日も授業サボんの?


めんどくさがりのあたしはメールがあまり好きじゃない。


善に電話をかける。


『もしもし!美麗?
どうした?』


「あたし、サボらないから。」


『え、なんで?』