「はぁ〜…」



深雪ちゃんと別れて一目散に家に帰ってから、何をするでもなくダラダラとテレビを見ていた



だけど全く内容が頭に入ってこない


こういう時に限ってお母さんは夜勤でいない



前なら浬世也を呼んでいたけど、今はそんなことも出来ないし



斗真くんから何度か鳴っていた電話もいつの間にか鳴らなくなっていた



一人の空間で抱えきれない思いを抱きながら、深雪ちゃんからあの後言われた言葉を思い出す



『3ヶ月も拒んでるから浮気されるのよ』



そーなの?


でも拒んでなんかないよ


ただ怖いだけ


どんな態度とったらいいのかわからないし



ドキドキし過ぎて死ぬんじゃないかと思う



それで途中で泣いてしまう…



その度に斗真くんは私を見てため息を突きながら止めてくれるけど



それも3ヶ月ともなると、それなりにイライラしてるのが見て取れた