ケータイ小説 野いちご

ここにある

第三章

夕焼けを浴び、オレンジ色に染まった電車に揺られ、あたし達は海へ向かった。

二つめの駅で降車し、建ち並ぶ民家をいくつもすり抜ける。

天然の白い砂が続く海岸は、地元ではそこそこ有名なデートスポットだったが

観光用として、特に整備されているわけでもなく

夜は暗闇に没してしまうことから、日暮れに近づくものは少ない。


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