ケータイ小説 野いちご

ここにある

第二章
近づけない

ひとしきりポテトをかじり続けた詩音が

ようやくオレンジジュースで一息ついた頃、あたしは見計らうように切り出した。


「ねぇ、詩音は16才だよね?」

「16才だよ」

詩音の口から予想通りの数字が返され、あたしは、ほっとした。


この間見た学生証で生年月日はわかっていたけど、やはり本人の口から直接聞くと安心する。


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