ケータイ小説 野いちご

おいちゃんまだまだ大丈夫と水道の蛇口

ラスト

俺は、美容院を出てゆっくり歩いて帰りながら考えた。

確かにいきなり過ぎた。
時間をかけよう。
ゆっくりでいいじゃないか。

そう思えた。

秋の空が美しかった。

《パキパキ》

音がした。手首を見た。

ブレスレットが割れていく。
細かく割れて俺の手首から落ちた。

少し唖然としたが、道路に落ちたブレスレットの破片を集めてゴミ箱に捨てた。
歩き続けた。近道の為に狭い路地に入った。



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