はじめまして、涼乃希です。
 遂に完結いたしました、世界の全てが敵に回ったとしても。
 読んで下さって、誠にありがとうございます。
 あなたには大切な人がいますか。
 きっと、誰にでも、居ると思う。また、今いなくてもいずれ必ず現れると思う。麗姫と、佐助のように・・・。
 麗姫は命を懸けて佐助を護り続けました。それは、なぜでしょう。
 誰もが、自分の命の方が大事だと考えると思います。
 私はあなたに麗姫のようになってほしいといいたいわけではありません。
 麗姫のような、優しい人間になってほしいんです。
 しかし、大切な人のためと言って人を殺したり、人をいじめないでください。そこは、麗姫の間違った場所です。
 大切な人でも、人を傷つけたらいけない。佐助はきっと、悲しかったと思います。
 道具として、ただ利用してきた麗姫。最終的に、自分の罪もかぶせてしまった。
 お願いです。どうか・・・優しい人になってください。悪は、人間ならだれでも持っています。身近に悪い子がいても、ハブらないでください。そんなの、ハブしたがわの人たちが悪です。一人だけが悪じゃない。みんな悪は持っているんです。
 自分の悪と他人の悪を理解した時、きっと人は一番優しくなれると思う。
 私が尊敬する人はこういっています。
 「悪はみんなの心の中にいるんです」
 悪を持っていない人はいない。
 誰にでも、嫌だと思うことはあるし、知らず知らずに傷つけた経験が必ずあると思う。
 そんなの日常茶飯事だし、こんなこと言っても、傷つく人は消えない。
 永遠に居ると思う。傷つく人が消えることはないと思う。
 でも、少しでも減らす努力はできるんじゃないか、私はそう思う。
 
 私にはかつて大切な人がいました。
 幼馴染で、ライバルでした。
 習い事も一緒で、誰よりも仲のいい、人でした。
 彼は、夢を追いかけて、大会の前に習い事をやめました。
 その時のショックは、今も覚えています。
 だって、習い事から帰った後、部屋に閉じこもって泣いたから。

 大切な人を失うことはすごくつらい。
 でも、私は、彼の夢を応援することにしました。
 だって、彼が私と同じ習い事のほかに頑張っている姿を見てきたから。
 
 ただ、彼の笑顔が見たかった。
 笑顔が見れるなら、それは私がそばにいなくてもいいと思ったんです。

 今だから言えることなんですけどね。
 当時は、責めました。
 自分も、彼も。
 なんで、今まで一緒にいたのに急に・・・。
 悲しくて悲しくて・・・。

 きっと、麗姫も、こんな気持ちだったと思う。
 だから麗姫は罪をかぶった、死んでいったんです。
 
 麗姫のように、優しい人になってください。
 でも、麗姫にはならないでください。
 人の傷がわかる、優しい人になってください。