「そこの雪女ちゃん、俺と一緒に放課後デートしない?」

「えっ、ええっ、わ、私っ、保健の先生にお手伝い頼まれてるんで…」

「いいじゃん、そんなのブッチしちゃえばさぁ…」

「ええっ!そ、そんな事したら小岩井さんに呪い殺されちゃいますようっ!」

「コイワイサン?」

「そうですっ、その筋(幽霊界)ではカリスマ的存在の地縛霊さんですよっ」

「カレシ↑?」

「いえ…彼氏というか…枯れ死です…」

「?…えと…まぁいいや、じゃあ今度暇な時にでも誘うからメアド教えてよ」

「あっ!もうこんな時間!小岩井さんと先生が待ってるかもっ!失礼しますねっ!」