ケータイ小説 野いちご

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昼休みは図書室へ 【完】

本当は。

結斗side

あの橘の泣きそうな顔。



頭から離れない。




……俺も、好きです。
橘と、付き合いたい。



こんな気持ちで、花音に会ったりでもしたら…



本音を言っちゃいそう。


花音…ごめん。
もう限界かもしんない。



運が悪いのかいいのか、教室のまえに。


花音が居た。



「ゆーいとっ!!」


いつものフワフワな笑顔。


……もし、本音を言ったら。


花音から笑顔まで奪ってしまうのか?



「…どうしたの?暗い顔して」



「あぁ、ごめん」


でも。

言わなくちゃな。


大陽のいうとおり、もっと深く傷つく前に。



「いきなりで、ごめん。花音、俺達…」



「嫌だ!別れない!」


すごい…

俺の気持ち読んだんだ…



ドッカンってぶつかるか…!


「最初から、花音は妹としか見えなかったんだ。だから、花音を傷つける前に…」


「それであの子に告白するの?」



告白…?

そんなこと…



「しねぇよ。俺は花音も橘も多少…どころかかなり傷つけたから」






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