今日は朝から曇天。
嫌な予感…までは無かったけど悪寒がする。
その悪寒の正体。
いつもどおり図書室に向かってる途中で、私を見ている人。
松村くん…
「ごめん、なんか待ち伏せして」
「待ち伏せ?どうしたの?」
深刻な顔。
いい話…なわけないか。
「俺の、勘違いかもしんないんだけど…」
「えっ?」
「俺のこと、好きなの?」
目の前が真っ黒になるみたいだった。
なんてこたえればいいの?
「あ…ごめん。昨日大陽に言われてさ。橘が、俺のこと好きだって…」
「好きだよ。一緒にいたかったから、気持ちを殺してた…のに…」
もう、一緒にいられない。
深呼吸をして、泣かないようにして。
「あー、今の、忘れて?なんか気まずいから、私、もう図書室行かないから」
泣く前に、図書室に行く方向と逆の方向に走った。
走って。
走って。走って。
私、おとぎ話のお姫さまみたいじゃなかった?ってくだらないことを考えて。
とにかく松村くんのことを考えないようにした。
泣かないようにしようとした。
―諦めるために。
嫌な予感…までは無かったけど悪寒がする。
その悪寒の正体。
いつもどおり図書室に向かってる途中で、私を見ている人。
松村くん…
「ごめん、なんか待ち伏せして」
「待ち伏せ?どうしたの?」
深刻な顔。
いい話…なわけないか。
「俺の、勘違いかもしんないんだけど…」
「えっ?」
「俺のこと、好きなの?」
目の前が真っ黒になるみたいだった。
なんてこたえればいいの?
「あ…ごめん。昨日大陽に言われてさ。橘が、俺のこと好きだって…」
「好きだよ。一緒にいたかったから、気持ちを殺してた…のに…」
もう、一緒にいられない。
深呼吸をして、泣かないようにして。
「あー、今の、忘れて?なんか気まずいから、私、もう図書室行かないから」
泣く前に、図書室に行く方向と逆の方向に走った。
走って。
走って。走って。
私、おとぎ話のお姫さまみたいじゃなかった?ってくだらないことを考えて。
とにかく松村くんのことを考えないようにした。
泣かないようにしようとした。
―諦めるために。