「うち、ココ」


っと、横田さんに連れて来られたのは、古びたアパート

いったい築何年なんだ?

台風来たら、崩壊するんじゃないの?
ってくらい、ボロボロのアパートだった


「ちょっと狭いけど…どうぞ?」

「お邪魔します…」


家の中も外観と同じで古びた作りになっていた

横田さんに続いて、玄関を上がると、誰かがドタドタと走り来る音がした


「お帰り!お姉ちゃん!」
「お帰り!お姉ちゃん!」


玄関まで走って来たのは、同じ顔の男の子2人だった

2人は突進する勢いで、横田さんに抱きついた


息がピッタリ…
きっと双子…だね