ーキキー


「ねぇもう大丈夫かな?」


「そうだな。そろそろ大丈夫だろ。」


由良にそう言われて、
遊星の部屋。



「あのぉ~…」


恐る恐る部屋に入ったら…



「ガハハハ~」



え…



普通に笑ってるし。


なんだ。
ヒヤヒヤさせやがって…



「キキ、どっちの飼い主がいい?」



「えぇっと?…」



「俺とトウヤどっちんとこに戻るんだ?」



そりゃあっ



「遊星。」



そう言ったら、
遊星はニカっと笑った。



うわあっ。


何その少年のような笑顔。


ズキュンだよ…


やっぱり好きなんだな~





「キキちゃん遊星がいやんなったらまた家出してこいよ~」




「え~トウヤ変態だからいや~」



何度襲われそうになったか…