「彩花?
何ボーっとしてるの?」



今日は1ヶ月ぶりのデート。

宮の家に来ている。



「ごめん、何でもないよ!」



宮に対しては
いつも笑顔でいるけれど

隣にいるときでさえ
ふと寂しくなるときがある。



「そっか。」



宮は気にかける様子もなく
再び机に向かう。

まぁ、受験生だからね。