「彩花、俺に彩花を
守らせてください…‥。」



しばらく2人で涙を流していたら
突然、宮がそんなことを言い出した。



「もう一度
俺と付き合ってください。」



しっかりとした口調で
まっすぐ私を見つめる宮に
最大限の笑顔で頷く。



「彩花、愛してる。」


久しぶりに交わしたキスは
2年分の寂しさを癒すかのように
優しく温かかった。