ケータイ小説 野いちご

愛して。Ⅱ ~不良俺様ボーイズ×絶世美少女~【完】

*seven*
個展


あれから一週間が経った。

色々あった文化祭が終わり、静かな日常が戻ってきていた。

Phantomはあれっきり姿を見せず、解体されたともっぱらの噂だ。蓮も別にどうにかする気はないみたい。

隼は骨折のため入院中だ。ほぼ毎日、お見舞いに行っている。





この一週間、考えていたことがある。

パーティーで出会った、おじさんについてだ。名前ももう、忘れたけど……。

金髪に、青い瞳……あたしと、同じ色のおじさん。

初対面なはずなのに、あたしを誰かと間違えたおじさん。あたしの名を聞いて、「やっぱり」と言ったおじさん。

遊び人のあたしを、知っていた? ううん、そんなはずない……。

あたしが有名なのは、若い人、しかも地元の人だけなはず。おじさんはまず年齢でアウトだ。



……そう。あたしだって、本当は気づいてる。

あの人があたしの“父親”かもしれないことに、気づいてる。

その“父親”かもしれないおじさんにもう一度会うべきか、この一週間、ずっと考えていた。

< 332/ 378 >