「なんで朝から勉強なんて…」


封印したはずの教科書を引っ張りだされ、渋々ソファー前にぺたりと座る。


「んなこと、決まってんだろ?」


あたしの横に座った清水祐都が、チラリと視線をあたしに投げた。


「オレのクリスマスの予定が、一日中空いてると思うか?」