茜には、あんなこと言われたけど。


清水祐都に、こっちから電話なんかかけられないし、家に気軽に遊びに行けるわけでもない。


あっちから来なければ、学校が始まるまで会えないわけで――…。


あたしは、残りの冬休みを悶々とした気分で過ごした。


ほんの数日前までは、清水祐都のこと、うっとおしく思ってたのに。


ほんの数日前までは、清水祐都のこと、ただの遊び人だと思ってたのに。