「ねぇ、どうしよう茜? あたし、清水祐都と婚約した上、アイツの濃厚チューを経験しちゃった~」 茜の家の、だだっ広いリビングで。 キッチンで作業するミイと梨果の様子を窺いながら、茜をソファーの後ろまで連れていく。 そこでしゃがんで、こそこそと、ここ数日で起こったあり得ない不幸について、マシンガンのように、茜に話す。