一膳が顔面を血だらけにして倒れていた。 「はぁ、はぁ」 俺の心拍数が上がって息が荒くなる。 自分の拳がジンジンと痛い。 見てみると 青く腫れて、一膳の血がベッタリついていた。 「うわ~派手にやっちゃったね」 それを面白そうにして見ている奴がいたなんて俺は気づかなかった。 バッと声のしたほうに振り向くと 「新庄 光…」 がいた。