『栄留が病院に運ばれた』 それは斗真からの突然の知らせだった。 「「「は…?」」」 私と同じように奏と雅と優也が声を揃えた。 蒼は丁度見回りで居なかった。 「さっき電話があって栄留が病院に運ばれたらしい」 「ま、まじで!?」 優也が目を見開いて上半身を前のめりにして驚いている。