奏side


あれから喧嘩は俺達が完全に押していたのに黄色と金髪は後ちょっとって所でバイクに乗って逃げやがった。


「ちっ…秀人すまねぇが後を追ってくれ」


「はい、わかりました」


「取り敢えず電話するまで何もするなよ」


「はい!」



秀人は元気よく返事をしてバイクに乗って暗闇に消えて行った。


たく…


俺は携帯を取り出して電話をかける。


『はい』


「加那?俺」


電話の相手は加那。


『どーした?』


「百鬼凰の奴等に逃げられた」


『そうか』


「取り敢えず秀人に跡を追わせている」


『今どこだ?』


「見回りのとこだ。」


『今すぐに何人か行かせるからそいつら連れて秀人の所に行け』


「りょーかい」


そう言ってブチッと電話をきった。