〜カラフルな世界〜



もしも、私が消えたとしても、世界はグルグル回り続けるだろう。



だけど、あなたが消えてしまったら、私の世界は時を止める。



空は色を失い、花は香りを失い、街は音を失うだろう…。





私の世界を壊せるのは、神様ではなく、



きっと…あなた。





あなたに出逢って、恋をして、



私の世界には色が付き、光り輝いたんだ。





あなたが話し掛けてくれるだけで、



私の細胞はパニック状態。



あなたの手が、私に触れてしまえば、



地震が起きたみたいに、心臓が震えだす。





創造者のように…



魔法使いのように…



神様のように…



私の世界を支配する。



きっと…



この世界はあなたのもの。





あなたの世界の神様にはなれないかもしれないけど、



花を咲かせることぐらいは出来るかな?





あなたにも見てほしくて、



あなたにも見せてあげたくて、



色に満ちた、このカラフルな世界を…





「知っているかな?」



「見ているかな?」



「あなたは恋をしていますか?」