「へー!で?」
「で?っとは?」
あたしは、昨日の事を親友の渫島麻耶乃(サラシマ マヤノ)に報告中。
麻耶乃は、あたしがなっちゃんのこと好きなのを知っている。
それで、毎回毎回相談中。
「ほかになんかなかったの!?」
「えっ!?」
一瞬にして顔が熱くなった。
真っ赤だね。
もちろん、思い出されるのは、アレ!
なっちゃんがあたしを抱きしめてくれたこと。
「なにかあるわね!教えなさい!」
「や、やだよ~!恥ずかしいもん!///」
「言えー!」
麻耶乃は、立ちあがってあたしに近づき、頬をつねった。
「い、いひゃいよ~;;」
「言う?」
にっこり顔で言われたら、「はい」としか言えないでしょ。
だって、麻耶乃の目、笑ってないもん。