放課後、帰り道、告白
先輩男、後輩女、敬語
長いつきあい。

男から会話スタート


てくてくてく
「ね、付き合おっか」
「なんでですか」
「好きだから」
「なにが?」
「お前が」
「きゃあびっくり」
「…にしては棒読みだな」
「てへへ」
「それも棒読み」
「いいじゃないですか」
「ま、いっか」
「はい」
「んで、返事は?」
「なんで私なんですか?」
「なんでだろ、好きだから」
「付き合ってどうするんですか」
「ちゅうしたい、はぐしたい」
「きゃあ変態」
「そんで俺のもんにする」
「私は私だけのものです」
「ひねくれ者め」
「自覚済みです」
「まぁそんなとこも好きだけど」
「そうですか」
「そんなお前に依存してる」
「私もそんなお前に依存です」
「えっ」
「ん?」
「俺と付き合ってください」
「付き合ってやろうか」
「素直じゃないなぁ」
「すみませんね」
「許さん」
「好きです」
「…許そう」
「ふふ、ちょろいです」
「うるへ」ぎゅう
「わ。いきなりは卑怯」
「しるかしるか」
「嫌じゃないからいいですが」
「…お前もそんなの卑怯」
「なにがですか」
「可愛い」
「知ってます」



終わり