『パパ・・・ママ・・・どこなの・・・』

それは僕が小さい頃・・・
父さんに連れられて大きな公園に来たのだが、迷子になってしまった・・・
僕は泣きながら両親を探すが中々見つからない

『ひくっ・・・』

寂しい・・・寂しい・・・
早く見つけたのて僕は走った。
横断歩道まで出てしまった。

『居ないの・・・パパ・・・ママ・・・』

『馨!!』

『あっ!!』

横断歩道の向こうにパパとママの姿がある。
必死に探してくれたのか息が荒い。

『パパ!ママ!』

僕は車が来ることも確認せず渡ってしまった。
それがいけなかった・・・右から車が来る

『馨!』

『え・・・あっ・・・』

車が直前まで来る。
僕は目をつぶる・・・が痛くない
チラッと見ると僕は飛んでいた。

『え・・・何で・・・?』

『大丈夫?君』

『え・・・!?』

声がした方を見ると少年が居た。
両目の色が違う・・・黒と金

『君は・・・?』

『俺?俺は・・・吸血鬼さ』








コレが・・・僕と吸血鬼の出会いだった・・・