「・・・あれ」 私は戸締りをするために図書室に赴いた。 ・・・のだけれど・・・。 「電気、消えてる?」 いつも点いている筈の電気が消えていた。 誰かが良心で消してくれたのかなぁ? でも、そんなこと、ありえないよね? だって図書室に来る人はまばらだし、時たま不良のたまり場になってるし・・・。 ・・・とにかく中を確認しようと思って、私はドアを開けた。